SAPIX国際教育センター卒業生の先輩に、受験体験を振り返っていただきました!
「志望校はいつ決めた?」「入試当日の注意点は?」など、帰国生の皆さんのためになる情報が満載です。
慶應義塾女子高校 進学
滞在国:アメリカ合衆国 滞在期間:小4~中3
心掛けたこと、苦労したことについて
私はしっかり寝ないと集中できなかったので、睡眠時間を削らないように心掛けていました。また、to doリストを作り、やらなければならない課題を整理していました。
海外滞在中の学習で苦労したことは、習い事や現地校での活動と、受験勉強を両立させること。中3の夏までは現地校での学校生活や習い事を優先し、夏以降は受験勉強に専念する生活に切り替えました。
帰国後の学習については、それまではもらった課題をこなすという勉強の進め方だったので、自分独りだと何をすればよいか分からず悩みました。また、電車の乗り方などの生活面での苦労もありました。
受験校を決めたのは中3になってからです。中3の初めごろに早大本庄学院、慶應女子高、慶應湘南藤沢高を、夏にICU高、中大杉並高、宝仙高理数インターを受験することを決めました。
慶應女子高への進学を決めたのは、塾の先生に「あなたには慶應女子高が合っている」と言われたから。そして、受験校の中で合格のために費やした時間と積み重ねた努力が一番大きかったからです。
入試直前期~当日について
帰国を直前に控えた11月は不安な気持ちになりましたが、勉強時間や解く問題の量を増やすことで自信を付けました。
試験の前日は、過去問は解かず、公式や知識を最終確認。友達や先生からもらったメッセージを見てモチベーションを上げ、試験に備えました。また、遅くまで起きていると当日に疲れが出るので、早めに寝ることも大事です。
試験当日、慶應女子高では解答用紙が2枚配られましたが、私は名前を書き忘れてしまいました。名前は最初に書いておいた方が良いと思います。また、机が狭く、受験票や筆箱、時計などいろいろな物を置くと落としてしまいそうになるので、机の上に置く物は最小限にとどめましょう。
面接は、元気ににこやかに話すことを意識しました。慶應湘南藤沢高の英語面接では、文章を読んでその内容について答えるタイプの質問がありますが、SAPIX国際教育センターの「帰国入試対策講座〈入試直前対策コース〉」でハイレベルな文章を読む訓練を積んできたので、本番は思っていたよりも簡単に感じられました。
受験生へのアドバイス
私は国語の勉強で苦労したので、日本語の本を積極的に読むなど、もっと日本語に触れる機会を持てば良かったと思います。また、私の親は受験生だからといって、「1日○時間勉強する」「スマホは1日○時間まで」といったルールを作らず、自由にやらせてくれました。塾で出された課題の管理なども含め、全て私に任せてくれたことがありがたかったです。
受験生の皆さんは、これから大変なことやつらいことがあるかもしれませんが、独りで抱え込まず先生や親に相談し、素直にアドバイスを受け入れましょう。皆さんの努力が実ることを信じています。慶應女子高で待っています!
- 講座紹介
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帰国入試対策講座 入試直前対策コース
海外生・帰国生中3生
SAPIX国際教育センターの「帰国入試対策講座 入試直前対策コース」は、対面またはオンラインの集団授業で、海外生・帰国生に最適化されたカリキュラムを実践。世界各地から帰国した受験生たちと切磋琢磨できる環境で、受験に向けた最後の総仕上げを行います。
対象:日本での高校受験をお考えの中3海外生・帰国生
期間:2024年1月10日(水)~2月5日(月)※期間中21日間
科目:3科(英数国)または5科(英数国理社)» 詳細はこちら