高校受験に挑んだ帰国生の人数増加 徐々にコロナ禍前の水準へ
コロナ禍で出入国制限が行われていたため、2020~2022年には新規で駐在予定だった方々が渡航できなくなり、海外駐在員世帯は激減。それに比例して帰国受験者数も減少していました。
2022年の後半から、徐々に規制が緩和され、この年に中1で渡航した方が、今年の受験を迎えた関係もあり、まだコロナ禍前の水準までには戻っていませんが、帰国受験者が回復・増加傾向の学校もあります。
昨年、試験日・試験内容の変更を行い、大きく帰国受験者数を減らした中大附高ですが、変更2年目となった今年は、一転して大幅増となり、過去最多の98名が志願しました。一方で、同じ中央大学の附属校である中大杉並高は、ほぼ昨年並みの志願者数となりました。
中大附高は1月初旬という早い段階で合否が出るため、結果に応じて柔軟に1月下旬以降の入試プランを組むことができるのに対して、中大杉並高は1月下旬の試験であり、千葉県私立高や早慶高の推薦入試、あるいはICU高や青山学院高などの帰国生入試と日程が近いことや、合否が出てからではその後のプランを変えにくい、ということが影響しているのかもしれません。
青山学院高は、コロナ禍以降続いていた志願者の減少が止まり、久しぶりに増加に転じました。来年は200名台に戻って倍率が上がるのではないかと予想されます。
筑駒高では、2022年から帰国枠合格者1名が続いていましたが、今年は4年ぶりに複数名の合格者が出ました。とはいえ、志願者5名、合格者2名ですので、依然として海外生には高いハードルであるといえます。
海外生や帰国生の中には、国内トップレベルの受験生に匹敵する素質を持っている生徒が少なくありません。しかし、せっかくの素質も磨かなければ合格に必要な学力の獲得には至りません。
SAPIX中学部のオンライン授業は、海外生専用というわけではなく、日本国内の各地からもたくさんの生徒が受講して競い合っています。各学年、3科・5科の選択が可能ですし、時差があってリアルタイムで受講できない場合や、欠席した場合には振替授業動画で学習していただけるようになっています。ぜひ活用してください。