SAPIX国際教育センターでは、2021年1月6日(水)から2月6日(土)までの期間中全25日間で、「帰国入試対策講座」を実施しました。例年、入試直前期に帰国する中3海外生・帰国生を対象に開講する本講座。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響に鑑みてオンラインでの実施でしたが、授業はもちろん、模擬面接から作文・小論文の添削まで、これまでと変わらない内容で実施しました。
帰国生入試に特化した授業で 本番に向け総仕上げ
「帰国入試対策講座」は、海外生・帰国生が入試を勝ち抜くために必要なあらゆる要素を網羅した直前期の特別講座です。今年はオンラインでの実施ということもあり、首都圏のみならず関西圏など日本各地から帰国生が集まって、本番前の総仕上げを行いました。
本講座のオンライン授業は、講師が一方的に解説する形式ではありません。分かったら挙手して答えるように求めたり、意見を聞いたりと、生徒の積極的な参加を促す双方向授業です。授業では、基本となる英語・数学・国語の3科目はもちろんのこと、理科・社会の対策も徹底しているので、5科目入試にも万全の体制で臨めます。
また、各科目とも帰国生入試に特化して得点力を高めるカリキュラムを編成。例えば、対策が手薄になりがちな英語の文法や帰国生が苦手意識を持ちやすい国語の知識問題についても手厚く指導します。さらに、国語の授業では記述問題や作文の書き方もレクチャーしました。早大学院や慶應女子高など、小論文・作文が課される学校の志望者には別途課題を提供し、メールによる添削指導も実施。受講生の皆さんは間近に迫る本番に向けて、効率良く学力を底上げしました。
オンライン模擬面接で 自宅にいながらしっかり対策
帰国生入試では多くの学校で面接試験が課されます。その対策として、「帰国入試対策講座」では面接指導を行っています。今年は模擬面接もオンラインで実施し、個人面接・集団面接、英語面接・日本語面接など、各学校の形式や傾向に合わせて指導しました。面接後には、面接官役のスタッフがフィードバック。質疑応答の内容はもちろんのこと、面接時の態度や言葉遣いなどのマナーについても、細かくアドバイスしました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、例年とは異なる方法での実施となった「帰国入試対策講座」。ICTにより時間的・距離的なハードルが解消されたことで、これまでは受講がかなわなかった、遠隔地にお住まいの帰国生の方にも受講いただくことができました。受講生の皆さんからは、「通学に要する時間を勉強時間に充てることができた」「感染リスクなしに入試の対策ができて良かった」などの声が寄せられました。
SAPIX国際教育センターでは、5月にオンラインで「帰国入試進学セミナー」と個別相談(申込制)を実施します。今後も定期的に相談会などを実施していく予定ですので、ぜひ、ご活用ください。