SAPIX国際教育センター

  • 中学入試
  • 高校入試
  • 大学入試
  • アクセス
  • マイページ
  • お問い合わせ
ホーム > 帰国生中学入試の基礎知識 > 帰国生のための中学入試基礎知識 社会の学習法①

帰国生のための中学入試基礎知識 社会の学習法①

2017年07月07日 掲載

コンテンツメニュー

社会の学習法①

今回からいよいよ、社会の学習について考えてみたいと思います。
「いよいよ」と言いたくなるほど、社会科を苦手とする海外帰国生は多いです。そしてその理由として、「海外にいるので日本の地理や歴史を学べない」というお話をよく聞きます。では、日本地理や歴史がわからない分だけ、滞在地の地理や歴史に詳しくなったかというと、必ずしもそうではないのが実情です。

社会科の細かい学習法についてお話しする前に、なぜ社会科を学ぶ必要があるのかを考えてみましょう。

社会科を学ぶ意義

社会科の学習は文字通り、社会を学ぶことです。社会というのは、私たちが生きている、この社会のことです。

日本国内の小学生は、まず身近な地域の暮らしから学び始め、さらに日本全体の地理を学ぶことで、自分たちがどういったところで生活しているのかを知ります。日本史を学ぶことで、私たちがどのような歴史をたどって今日までやってきたのか、時間軸にそって理解を深めます。そして、公民分野の学習によって、現在の社会の仕組みを理解します。

これらを単に暗記していくこともできますが、そうではなく、学ぶべき社会の大きな流れをとらえたうえで物事の由来や成り立ちなどの「そもそも」を理解できるようにしていくことが、社会科学習の意義であるといえます。やがて中学生になると、世界史や世界地理・経済などの学習が加わりますが、社会を学ぶという意義は変わりません。学ぶべき社会がより広がっていくと考えるのがよいでしょう。

もう一つの意義としては、客観的な視点を手に入れるという点があげられます。世の中をより深く理解するためには、さまざまな事象を客観視できる力が欠かせません。社会科の学習を通して、そのためのものさしを手に入れることができます。

こんな例を考えてみましょう。授業で「日本は小さな国だと思う人?」という質問を生徒にしてみたら、なんと全員が手を挙げました。実際には、日本の面積は世界で61位、人口の多さは10位なので、200ほどの国がある中でいずれも上位に位置しています。つまり、「日本は世界の中でも広く、人口も多い国だ」ということになります。漠然とした印象で「日本は小さい」と感じていたことが、正確な地理データを学ぶことで、まったく異なる視点から日本をとらえることができるようになります。これが、客観的な視点を手に入れるということです。

入試では、「過去」に関する知識と「最新」の知識の両方を駆使して答えを導き出す力を求められるような問題が出題されます。幅広い知識と視野を必要とする社会科をしっかりと学習することで、その力を養うことができるといえるでしょう。

» 次回は、社会の学習法②を掲載いたします。

帰国生中学入試の基礎知識 バックナンバー

2017年10月13日 掲載
帰国生のための中学入試基礎知識 英語の学習法
2017年09月22日 掲載
帰国生のための中学入試基礎知識 社会の学習法③
2017年08月17日 掲載
帰国生のための中学入試基礎知識 社会の学習法②
2017年06月09日 掲載
帰国生のための中学入試基礎知識 理科の学習法②
2017年05月12日 掲載
帰国生のための中学入試基礎知識 理科の学習法①
ページトップへ
サイトメニュー
  • 中学入試
  • 高校入試
  • 大学入試
  • アクセス
  • お問い合わせ
  • プライバシー・ポリシー
グループサイト
  • SAPIX小学部
  • SAPIX中学部
  • Y-SAPIX
  • Y-SAPIX Global Campus(YGC)
  • SAPIX English
  • 代々木ゼミナール
  • プリバート
  • ピグマキッズ
  • ピグマキッズくらぶ
  • SAPIX kids
  • Best Teacher
  • あそびや
海外法人
  • SAPIX USA
  • Triple Alpha

プライバシー・ポリシー

Copyright © 2021 SAPIX YOZEMI GROUP
掲載内容の無断転載を禁じます